【名 称】 和貴宮神社
【所在地】 宮津市宮本428
【概 要】 宮津の地名は、津(ふなつきば)に宮があるという意味でここからついたとされる。境内には水越岩と呼ばれる巨石があり、その昔、このあたりまで海であったとされ、海と陸との分かれめであり、この両方をまつる岩である。火災により、創建は明らかではないが、現存する本殿は、文政4年(1807)に再建された。本殿は幅が広く、下に忍びの部屋があるのが珍しい。葡萄の籠彫りなど彫物に手が込んでいる。拝殿には大きな絵馬が3つ並び、狛犬は年号が残るものとしては京都府で一番古い。玉垣には日本各地の豪商の名が並び、北前船で賑っていた当時の様子がうかがえる。